UAV測量に最適なドローン(カメラ)選択

Photoscanライセンスの販売が好調です。新規、追加ライセンスとして購入してくださる企業様にご利用頂けています。本当にありがとうございます。ライセンス購入企業様(あるいは個人様)の特長として、従来は測量会社様、土木建築が主かと思いますが、今は分野問わず研究、調査といった企業様が購入されます。ユーザ層のすそ野が広がってきていると感じます。

さて、今回は、「UAV測量に最適なドローン選択」と題して、記事をまとめてみました。

UAV測量を積極的に行っている会社様は、ほとんどがドローンは大型機+一眼カメラを使用しています。測量会社様がいち早くUAV測量を行い始めたのは、2014~2015年位からですから、DJIで言えば、当時はS800、S900、S1000が出始めたころとなります。あるいは日本の業務用(カスタム)として作っているメーカ等のドローンを導入した会社様もおられるでしょう。

例えば、DJIのS1000クラスですと、一眼カメラはCANON5Dマーク3(静止画では当時一番のカメラ)を積んで、1本4万円のLipoバッテリー10本ほど用意し、充電器等を準備するとおよそ200万弱ほどの予算が必要となります。業務用ドローン(カスタム)を導入すると、周辺機材無しで200~300万位だったかと思います。

現在ではドローン標準装備のカメラが格段に良くなり、例えばファントム3、ファントム4でもやろうと思えばUAV測量は可能になっております。i-constructionでUAV測量の指針がまとめられたのも大きいかと思います。しかしながら、いくらカメラの性能が上がったといえど、ファントムのカメラは広角でかつ精度の良くないレンズですので、UAV測量は少し無理があります。

今の大型機は、2、3年前から比較するとかなりコストダウンされていますが、最新鋭機は性能も大きく上がっているため、DJIのMatrice600クラスを導入するとなると、やはり当時と同じくらいの費用か、それ以上必要になるかと思います。一眼カメラも性能が上がって今は、40万、50万します。正直、写真から地図化をする等、測量専門でない限りは、ここまで機材にお金をかけられないと思います。

そこで、おすすめなのが中型機です。弊社もインスパイヤ1+カメラX5、インスパイア2+カメラX5Sを保有していますが、マイクロフォーサーズ規格(一眼カメラは画質は良いですが重くて大きく利便性が悪いため、画質を落とさずかつ小型化出来ないかという目的から作られたカメラメーカ・団体等で制定された最新規格)準拠で作られているため、精度の良いレンズが使えますし、他社のレンズも使用出来るため焦点距離等を変更できます。Inspire2は飛行時間もカタログ上25分とファントムに負けず劣らず長く飛べます。

費用的には、DJIストア(2018.02.27時点)で

  • Inspire2 ¥389,000
  • Zenmuse X5S ¥248,000
  • TB50インテリジェントフライトバッテリー(1セット¥18,900×必要セット分)

とありますので、バッテリを5セット購入したとしても、約70万位です。DJIストアの法人プログラムで購入すると割引が得られます。現在の最新カメラは、Zenmuse X7が出ており予算に余裕があればX7でもよいですが、私的にはX5S(2080万画素)で十分かと思います。X5Sは、あまり在庫が無いようですので、購入できるのは今のうちかもしれません。

カメラのレンズは付いてきませんから、どこかのカメラ屋さんで マイクロフォーサーズ準拠のOlympus M.Zuiko 17mm/F1.8(フルサイズ換算34mm)、25mm/F1.8(フルサイズ換算50mm)の2種類のレンズを揃えておくと良いかと思います。

25mm/F1.8を持っていると、UAV測量の基準1cm以下/Pixの撮影でも、飛行高度は80m位に(記憶が正しければ)なりますから、撮影する場所に障害物があったり、起伏があっても余裕があります。山などがありもっと高度を高くしたい場合は、45mm/F1.8(フルサイズ換算90mm)を使うと良いかと思います。

尚、上記のレンズを使用する場合は、それに対応したZenmuse X5S バランスリング を使用してください。(バランスリングは、ジンバル上のカメラの3軸のバランスを取るおもりです、バランスが極端にずれると、撮影画像に震動が出たりモータが破損します。)

  • DJI Zenmuse X5S NO.6 バランスリング(Olympus M.Zuiko 12mm/F2.0 & 17mm/F1.8 & 25mm/F1.8 ASPH)
  • DJI Zenmuse X5S NO.4 バランスリング(Olympus M.Zuiko 45mm/ F1.8 ASPH)

という事で、レンズを含めても予算100万あれば、測量業としても、研究や調査にも十分な機材を揃えられるかと思います。導入を検討されている方は、ご参考にしてください。

注)カメラには、X5とX5Sの2つがありますが、X5は2016年モデル、X5Sは2017年モデルです。使用出来る機体との組み合わせは、次の通りです。これ以外の組み合わせは使用できませんのでご注意ください。

  • インスパイア1+X5
  • インスパイア2+X5S or X7

以上です。

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