PPK-Go 補足情報

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PPK-Goに関して、弊社でも実際に使用し、仕様や疑問などをベンダーに確認した内容を以下にまとめます。導入のご参考になればと思います。

PPK-Goの対応ドローン

現時点(2021.05.06)では、Phantom4 RTKのみ。Rinex.obsを生成する機体(カメラ)が必用です。それ以外のRTKを装備していない機体のデータは、使用出来ません。

Rinex.obsは手動フライトでは生成されませんので、ファントム4RTKであればGS RTKなどのGround stationアプリを使用する必要があります。

Zenmuse P1に関しては、Rinex.obsではなくPPKRAW.binであるため、現状使用出来ませんが、間もなくバージョンアップ予定です。詳細はお問い合わせください。

PPK-GOの機能

  • 主な機能は、後処理補正を行います。
  • また、後処理と合わせて、国土地理院のジオイドモデルを指定(日本のジオイド2011 Ver2.1は既にソフトウエアに組み込まれています)する事で、楕円高から標高に変換する事も出来ます。この標高への変換は、補正した正しい座標に対する楕円体高を標高に変換します。
  • 上記補正や高度変換を行ったアウトプットデータは、写真(Exif)に書き込むか、テキストに出力する事が出来ます。後段アプリ(Metashape/Pix4dなど)へのインポートに関しては、後述します。

後処理補正の方法

PPK-Goを使用して後処理補正を行う場合、幾つかの方法がございます。

  1. 国土地理院・電子基準点データを使用する
  2. 後処理VRS データを入手する

a.国土地理院の電子基準点データを使用する場合、FTPユーザアカウントを登録する事で無料で使用する事が出来ます。取得したユーザ名とパスワードをPPK-Goに設定する事で、対応する観測時間のデータを自動でダウンロードし、自動的に補正されます。しかし、データをダウンロード出来るまでに、観測した日から2日程度の時間が必用となります。

b.後処理VRSデータは、VRS 配信業者に、観測時間と座標を指定してVRS データを取得します。取得したRinex 形式データをインポートする事で補正する事が出来ます。有料ですが、ほぼリアルタイムで補正データを入手する事が出来ます。

VRS 配信業者様の例

・日本テラサット www.terasat.co.jp
・ジェノバ www.jenoba.jp
・GPS データサービス www.gpsdata.co.jp

後段アプリへのインタフェース

PPK-Goで処理した結果をMetashapeなどの点群ソフトウエアに読み込む方法です。Metashapeでは、写真のExifを参照していないためPPK-Goで処理した結果は、テキストにエクスポートする必要があります。

フォーマットは以下のような形になります。

<Metashapeフォーマット>

100_0002_0001.jpg,42.95843690,141.52419962,150.329
100_0002_0002.jpg,42.95848883,141.52415564,150.292
100_0002_0003.jpg,42.95853976,141.52411264,150.242

<Pix4dフォーマット>

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100_0002_0003.jpg,42.95853976,141.52411264,150.242

現状、どちらも形式は変わらない(不具合と思われます)ようですが、Metashapeは、経度、緯度ですので、テキストは順番が逆となっております。取り込む際は、ご注意ください。

不具合情報

弊社にて発見している不具合情報です。ベンダーに未確認の内容も含まれています。

  • 上記記載通り、Metashape用フォーマットにエクスポートすると、緯度、経度が逆に出力される。対策としては、csvで入れ替える必用があります。
  • PPKの処理結果をテキストでエクスポート時、PPK処理後すぐにエクスポートする時は問題ありませんが、以前の保存されたプロジェクトを読み込み、そのままエクスポートしますと、以下の様に写真の名前が化けるようです。正しくは、上記フォーマットの例のようになります。
    test_name[1].jpg,42.95843690,141.52419962,150.329
    再度PPK処理する事で、この不具合は回避できます。

以上です。