Matrice 350 RTKは、一新された映像伝送システムを採用し、今までにない制御体験を提供します。また、効率性が向上したバッテリーシステム、より包括的な安全機能、パワフルな積載性能と拡張性も兼ね備えています。
飛行時間 最大55分[1] |
保護等級IP55[2] |
DJI O3 Enterprise伝送 |
DJI RC Plus |
バッテリー充電 |
6方向検知&測位
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ナイトビジョン |
複数のペイロード |
パワフルな飛行性能
パワフルな推進システム、向上した保護等級、優れた飛行性を備え、難易度の高い様々な業務にも難なく対応します。
2.7kg最大積載量 |
7000m最大飛行高度[4] |
12m/s最大風圧抵抗 |
-20℃~50℃動作環境温度 |
伝送システムの安定性向上
Matrice 350 RTKは、DJI O3 Enterprise伝送システムを採用しています。3つのチャンネルを使用し、1080p HDライブ動画[5]を伝送します。また、最大20 km先から伝送することができます[6]。機体と送信機共に4アンテナ送受信システムを搭載し、送信時は4つのアンテナから通信状態が最適な2つのアンテナを自動選択して送信し、受信時は4つのアンテナを使用して受信します。これにより、耐干渉性が大幅に向上し、さらに安定した伝送が実現します。
DJI RC Plus送信機
7インチ高輝度画面を搭載したDJI RC Plus送信機は、デュアル操作モードに対応しており、標準のWB37外部バッテリーを使用すると最大6時間の駆動時間を実現し、幅広い種類の業務のニーズを満たします。
厳しい環境に耐えられるタフな設計
DJI RC Plusは、保護等級IP54に対応し[2]防塵性・防水性を備えています。-20℃〜50℃の環境で動作でき、極暑・極寒環境下でも時間に縛られず業務に対応できます。
スムーズで効率的な操作
送信機の前面、背面、上部にボタンやダイヤルが複数配置され、効率の良い操作を実現しています。ボタン機能はユーザーが操作しやすいようにカスタマイズでき、直感的かつ柔軟に操作できます。
DJI Pilot 2
従来よりさらに最適されたアプリ DJI Pilot 2 は、ミッションタイプや飛行ステータスを分かりやすく表示します。簡単かつスムーズに機体やペイロードを制御できるため、作業の効率性が向上します。
新デュアルバッテリーシステム
Matrice 350 RTKは、新しいTB65デュアル バッテリーシステムを採用しています。ホットスワップに対応し、電源を切らずに素早くバッテリーを交換でき、効率的に次の飛行を再開できます。バッテリーの充電サイクル回数は最大400回となっており[3]、1回の飛行にかかるコストを低減します。
次世代インテリジェントバッテリーステーション
新登場のBS65インテリジェント バッテリーステーションは、バッテリーの充電、保管、輸送の全てに使えるワンストップ ソリューションです。
複数の充電モード 保管モードでは、長期間の保管に最適な50%までバッテリーを充電します。飛行準備モードでは、バッテリー寿命が伸びるように考慮しながら、複数組のバッテリーを90%まで素早く充電し、いつでも業務を開始できるようにしておきます。 |
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スマート管理 バッテリーステーションがDJI RC Plusに接続している時、DJI Pilot 2アプリはバッテリーステータスとバッテリー状態情報を表示します。また、自己放電日数の設定、ファームウェア更新、ログのエクスポート、他のクイック操作へのアクセスが、簡単に行えます。 |
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かんたん移動 バッテリーステーションには、全方向に移動可能なキャスターが付いており、輸送や移動がよりしやすくなっています。 |
向上した飛行安全性
アームロック確認インジケーター アームスリーブがロック解除状態で飛行を開始してしまうリスクを回避できるため、安心して飛行に集中することができます。 |
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ナイトビジョン FPVカメラ FPVカメラは、優れた暗視性能を備え、夜間の飛行でも、周辺環境や障害物をクリアに表示することができます。(夜間飛行については、現地の法律と規制に必ず従ってください) |
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6方向検知&測位 6方向デュアルビジョンシステムと赤外線検知システムを搭載し、6方向への状況認識、測位、障害物検知を可能にし、飛行中、機体を包括的に保護します[7]。 |
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CSMレーダー [8] CSMレーダーで、上方または水平方向360°の範囲内にある認識しにくい障害物を検知し、衝突を回避できます[9]。有効検知範囲は最大30 mとなっており[10]、飛行安全性がさらに向上しています。 |
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安心の冗長設計 機体システム、センサーシステム共に冗長設計を採用し、厳しい環境でも飛行の安全性を最大限に確保します。 |
スマートオペレーション
高精度マッピング 地形フォロー[12]またはスマートオブリーク[13]を使用して、効率的にデータを収集することができます。DJI Terraと併用すると、高解像の2Dや3Dデジタル画像を素早く取得でき、高精度かつ高効率のマッピング業務を実現します。 |
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上空と地上間の連携 DJI FlightHub 2は、リアルタイムマッピング[14]により業務現場のモデリングを素早く実行し、オペレーターにコマンド情報を伝送します。送信機とFlightHub 2は、機体と連携して、リアルタイムでオペレーションビューをライブ配信できます。 |
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高精度の自動点検 自動化されたオペレーションにより、繰り返しの多い点検作業も簡単かつ効率的に行うことができます。AIスポット点検[15]を使用して、自動での構図合わせや、撮影対象の手動選択に対応し、繰り返し撮影する際の精度や点検作業の品質を向上させます。 |
パワフルなペイロード[8]
Matrice 350 RTKは、シングル下方ジンバル、デュアル下方ジンバル [11] 、シングル上方ジンバル [11]といったペイロード装着方法に対応し、3つのペイロードを同時に搭載することができます。機体はE-Portオープン インターフェースを搭載し、2.7 kgの最大積載量に対応しているため、災害対応や点検、マッピングといった様々な業務シナリオでのニーズを満たします。
Payload SDK
ガス検知器、拡声スピーカー、マルチスペクトルセンサー、計算モジュールといった様々な種類のサードパーティ製ペイロードを取り付けることができます。Payload SDKは、E-Port、SkyPort V2、DJI X-Port[16]に対応し、様々な撮影シナリオでお使いのペイロードのポテンシャルを最大限に引き出します。E-Portは、Payload SDK V3以降のバージョンに対応し、Payload SDKを使用して開発したMatrice 30シリーズ用のサードパーティ製ペイロードと互換性があります。
拡張アクセサリー[17]
DJI RC Plus送信機 | BS65 インテリジェントバッテリーステーション |
TB65 インテリジェント フライトバッテリー | CSMレーダー |
高地用 低ノイズプロペラ |
Mobile SDK
様々なサードパーティ製モバイルアプリを使用して、お使いのドローンプラットフォームの可能性を広げ、特別なミッションのニーズを満たせます。Mobile SDKを活用することで、Matrice 350 RTKは、カスタム可能なモバイルアプリを開発することができます。
ユーザーデータの安全性
メディアデータ 暗号化 |
ローカルデータ モード |
ワンタップで 全デバイスの データ削除 |
AES-256bit暗号 化技術を使った 映像伝送 |
クラウドAPI |
クラウドAPI
クラウドAPIを使うことで、DJI Pilot 2アプリを介して、Matrice 350 RTKをサードパーティ製クラウドプラットフォームに直接接続でき、データ転送やライブ配信、飛行ルート割り当てといった機能にアクセスできます。
技術情報
見積依頼/お問合せ
ご不明な点、価格は、お問い合わせください。
1. 無風環境下で、Matrice 350 RTKをペイロードなしの状態で、バッテリー残量が0%になるまで約8 m/sで飛行し測定。このデータはあくまで参考用です。実際の使用時間については、アプリで表示されるリマインダーを確認してください。
2. 制御された環境下で測定。保護等級は恒久的なものではなく、経年劣化または損耗により、時間とともに効果が減衰することがあります。
3. 電池残量が90%以上である累積日数が12ヶ月間で120日未満の場合、最大400サイクルを記録。
4. 2112 高地用 低ノイズプロペラを装着して測定した値で、離陸重量は≤ 7.2 kgです。
5. デュアル制御モードが必要です。
6. 標準的な干渉のあるFCCに準拠している環境で(日本国内は、8 km)、飛行高度約120 mを飛行している時の測定値です。このデータはあくまで参考用です。飛行中、アプリ上に表示されるリマインダーを確認してください。
7. ビジョンセンサーと赤外線センサーには、特定の範囲で死角があります。測位と障害物検知性能は、飛行環境や障害物の特質により、影響を受ける可能性があります。慎重に飛行してください。
8. 別売です。
9. DJI Pilot 2アプリでレーダー障害物回避機能を有効にして、機体安全距離(> 2.5 mを推奨)はアプリで設定し、飛行速度10 m/s未満で飛行してください。
10. 検知対象のレーダー反射断面積が0.4 m²以上の時に測定。有効検知範囲は、障害物のサイズや素材によって変化する場合があります。
11. ジンバルコネクターは別売です。
12. この機能を使用するには、送信機をインターネットに接続して、DEMファイルをダウンロードする必要があります。
13. この機能は、Zenmuse P1が必要です。
14. DJI FlightHub 2が必要です。
15. この機能は、Zenmuse H20シリーズのペイロードが必要です。
17. 機体にはE-Portが搭載され、SkyPortとX-Port部品は別売です。
16. このセクションのアクセサリーは、Matrice 300 RTKでも使用することができます。