Twinmotion 使用レポート

RealityCaptureを提供するEpicGames社では、建築・都市計画およびプロダクトデザインの分野で活用できるリアルタイム3D ビジュアライゼーションツール「Twinmotion」を提供しています。
今回は建築デザイン分野での使用を想定して、一戸建てのイメージ画像を作りました。

以下はTwinmotionのインタフェースです。


中央:プレビュー
左:素材のライブラリ
右上:使用している素材のリスト
右下:アンビエンス…天候、時刻、太陽高度などを調整。環境以外にも、カメラ設定などのいろいろなパラメータがあります。
中央下:静止画のアングルのリスト、動画編集等

イメージ作成の手順

まず、建築物のデータを準備します。今回はSketch Hubで公開されている住宅の3Dデータを使用しました(glTF形式)。
“House Müller” (https://skfb.ly/G6FX) by fabianfischer is licensed under Creative Commons Attribution (http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/).

Twinmotionの新規プロジェクトを立ち上げ、ライブラリの素材を組み合わせて地形・植生を作ります。ドラッグ&ドロップで配置できます。

建物のデータをインポートします。元の3Dデータに変更があった場合も、ワンクリックで同期することが可能です。

Twinmotionライブラリの人物や家具を配置します。

外壁の素材を変更してみました。

時間帯を夜に設定。ライティングの効果などを確認できます。

冬季降雪時のシミュレーション。視点を動かしてビデオ撮影ができます。

使用感について

Twinmotionのインターフェースは非常に直感的であり、点群ソフトやCAD、画像編集ソフトの使用経験がある方であればすぐに使い慣れることができると思います。
今回は建築デザイン分野での活用を想定してTwinmotionを使用してみましたが、日々変化する建築計画を常に同期しながら、ランドスケープ(外構)・プラン・インテリアのデザインレビューや、気候・日照のシミュレーションを短時間で確認し共有できる、大変便利なツールであると感じました。

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