ダイナミックホームポジションの設定・注意点

DJI Go4を使用して飛行させるファントムやMavic、インスパイアなどは、ダイナミックホームポジションという機能を使用する事が出来ます。

通常、デフォルトの設定では、離陸した地点をホームポジションと記憶され、リターンホーム時はこのポジションに機体は戻ってきます。

ダイナミックホームポジションは、自分がいる現在地をホームポジションとするため、離陸後に自分が移動しても、その新しい現在地をホームポジションとなります。この機能は、例えば移動する船の上から離陸した場合や、目視飛行のみに制限されているDID区域にて自分が常にドローンを追いかけながら撮影する場合などに役に立ちます。

設定方法

設定方法は、非常に簡単です。DJI Go4の以下の赤枠をタップするのみとなります。

注意点

ダイナミックホームポジションは、タブレットやスマホに内蔵されているGPSを元に動作します。従って、GPSが内蔵されていない端末ではこの機能は使用出来ません。

ダイナミックホームポジションは、GPSを9個以上必要とするため、GPSの受信感度が悪いところでは使用は出来ません。

また視界が開けているのに、「GPSのGPS信号が弱いのでロケーションを収得できません」と表示される場合、タブレットもしくはスマホの設定を以下の様に設定してください。DJI Go4の設定ではありませんので注意してください。

  • DJI Go4を使用しているときの位置情報を許可する。
  • Bluetooth機能をOFFにする。
  • Wi-Fi、モバイル通信をOFFにする。
  • iPadなどのミラーリングをOFFにする。

BluetoothやWI-FIがONになっていると、空からの微弱なGPS電波の受信に障害が出ますので、取得できるGPS数が上がらなくなる場合があります。

また、以下の点にも注意が必用です。

  • ドローンに使用しているタブレットとは別にスマホを身に着けている場合は、上記の機能がONになっている場合は、スマホを体から離してください。
  • 撮影を業務で行っている場合は、近くにいる関係者様のスマホ、Bluetoothを搭載している時計、イヤホンなど電子機器には注意が必用です。

以上です。

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