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点群ソフトの比較

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2021.06.06 最新状況踏まえて記事を修正いたしました。

弊社では、SfM/MVS技術を用い写真から点群を生成するお勧めソフトウエアとして、Metashape、RealityCapttureがあります。

初めて点群ソフトウエアを導入する時には、どれにすればよいのか分からないかと思います。各ソフトには、長所、短所があり、予算や用途に応じて選択する必要がありますので、ここにまとめたいと思います。

概要

Metashape、RealityCapttureに関して、価格や機能の比較をまとめてみました。ノードロック(Stand-Alone)の永久ライセンスを前提として比較しました。

Metashape Professional RealityCapture ENTERPRISE
実勢価格
(税別)
42万円  37.5万円
ソフトウエア保守
(アップデート)
Ver1.99まで無料 無料。Ver1.x.xの無料アップデート権利付き。
メーカサポート 有:1年目はライセンスに付属。2年目以降も実質無料で対応。
代理店サポート 弊社は蓄積した技術を元にリアルタイムでサポート。不明点はメーカに確認。 弊社は蓄積した技術を元にリアルタイムでサポート。不明点はメーカに確認。
日本語マニュアル 弊社は無料提供(代理店により異なる)。 ヘルプに収録。日本語へ翻訳済。
一部英語有り。
使いやすさ ◎使いやすさと機能のバランスが良い。 〇多彩なoptionがあり、使いこなせば有望なソフトウエアであるが、難易度が少し高い。
オプションなどの自由度
用途 UAV測量、構造物点検、植生(NDVI)、宣伝用 UAV測量、構造物点検、VFXアーティスト用
対象範囲 i-construction、植生、構造物点検を目的とする人向け。 i-construction、植生、構造物点検、VFXアーティストなどを目的とする人向け。

Metashape Professional

AgisoftのMetashape Professionalは、ロシアで開発された旧PhotoScanの発展ソフトウエアです。古くはセスナ等による航空測量から使用されているソフトウエアで、実績、知名度、シェアは、ナンバー1かと思われます。理由は機能、性能のバランスが優れ、安価という事もあるかと思います。

Metashapeは、写真データに加えVersion1.7より地上レーザのデータ(e57等)も扱えるようになりました。写真から生成した点群データとレーザのデータをGCPによって精度良く位置合わせする事も可能です。

専門のソフトウエアなため、バージョンアップは適宜行われ日々機能が追加、そして性能の向上がされています。性能というのは、処理速度の向上、そして表面ディテールの精細さとノイズフィルタリングの最適化となります。現在では3000枚超える処理も1日でできるようになりました。また多くのデータフォーマットに対応しており、後続の点群解析ソフトウエアである建築システムソフトウエア様や福井コンピュータ様などへのデータ移行も問題なく可能です。

ライセンス価格は、保守も含めてリーズナブルであり、ソフトウエア制御に対する扱いやすさは、バランスが良いかと思います。UAV測量、構造物点検、植生指数(NDVI)、宣伝用への幅広い用途に使用出来ます。もちろん、DSM、三角メッシュ、オルソモザイクなどのデータ作成も可能です。

ソフトウエアの詳細機能、フォーマット、サポートに関しては、以下をご確認ください。弊社では、日本語マニュアルのみではなく、UAV測量トレーニングノート(ノウハウ付きインストラクション)も付属しております。お客様から大変好評です。
https://kuu-satsu.com/product/photoscan/

RealityCapture

RealityCaptureは、スロバキアのCapturing Reality社にて開発されています。最近、Epic Gamesと合併いたしました。VFXの領域で更にソフトウエアは発展していく可能性はります。

ライセンス形態は、従量(単位PPI)、永久ライセンスの2種類あります。従量は代理店では取り扱いできずベンダーのオンライン決済のみで、ENTERPRISE(永久ライセンス)のみ弊社で扱えます。一番上位であるENTERPRISEライセンスは、従来200万程度の価格がしていましたが、Epic Gamesとの合併により、価格を大きく下げてきました。

機能的には、どちらのライセンスも変わりません。Metashape同様、地上レーザのデータ(e57)を扱う事もでき、写真から生成した点群データとレーザのデータをGCPによって精度良く位置合わせする事が可能です。制御機能やパラメータや機能は多彩で、使いこなせば最強のソフトウエアと言えます。しかし、完全に覚えるまでにかなりの労力が必用です。機能が多くあり、毎日使わないとすぐに忘れてしまいますので、点群処理の専門家向けかと思います。

本ソフトウエアは、弊社でもUAV測量のデータにて確認しており、精度的には問題無い事を確認しております。GCPの設定、ジオリファレンス、DSM、三角メッシュ、オルソモザイクなどのデータ作成も可能です。また、多くのフォーマットに対応しています。

私的には、宣伝のデザイン用として建築物や自動車などのエクステリア、インテリアの3Dモデル作成に用いるのが良いのではないかと思います。地上レーザデータも使用出来るため、歴史的建造物のデータ保管、VFXアーティスト様にも良いかと思います。操作が複雑なため、上記のような専門で常に作業される方や業務に向いています。i-construction用に時々使用するには、向いていないと思います。

処理速度は、他のツールと比較して圧倒的に早い(1/2~1/4)のが印象的です。
https://kuu-satsu.com/product/reality-capture/

最後に

最近、上記以外も含めて複数の会社の点群ソフトの調査をしていますが、点群ソフトでも測量としては使用できない物だったり、他では当たり前に出来る変換機能が、違うソフトウエアでは一から処理し直さないと出来ないなど、結構基本機能に差がある事に気が付きました。

目的に応じて、点群ソフトウエア、ドローンなども含めてご相談頂ければ、最適な選択をアドバイスできるかと思います。高いソフトウエアですので、自己判断で購入しますと、希望する目的に使えなかったという結果になります。

お問い合わせは、info@kuu-satsu.com 松浦までご連絡頂ければと思います。

以上です。