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点群ソフトの比較

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弊社では、SfM/MVS技術を用い写真から点群を生成するお勧めソフトウエアとして、Metashape、RealityCaptture、TerraMapperの3つを扱っております。

初めて点群ソフトウエアを導入する時には、どれにすればよいのか分からないかと思います。各ソフトには、長所、短所があり、予算や用途に応じて選択する必要がありますので、ここにまとめたいと思います。全て弊社で扱っているソフトウエアではありますが、正直、辛口意見もあります。今後の期待も含めて技術的な事実として記載しておりますので、ご参考になれば幸いです。

概要

Metashape、RealityCaptture、TerraMapperに関して、価格や機能の比較をまとめてみました。ライセンスの種類によって大きく価格は異なりますが、マシン固有(Stand-Alone)の永久ライセンスを前提として比較しました。

Metashape Professional RealityCapture
実勢価格
(税込み)
50万程度 PGM 50万程度
ENTERPRISE 200万程度
ソフトウエア保守
(アップデート)
Ver1.99まで無料 1年目無料、2年目よりPGM 1000€、
ENTERPRISE 3750€
メーカサポート 有:1年目はライセンスに付属。2年目以降も実質無料で対応。 有:保守に加入必用
(1年目はライセンスに付属)
代理店サポート 弊社は蓄積した技術を元にリアルタイムでサポート。不明点はメーカに確認。 弊社は蓄積した技術を元にリアルタイムでサポート。不明点はメーカに確認。
日本語マニュアル 弊社は無料提供(代理店により異なる)。 ヘルプに収録。日本語への翻訳中。
使いやすさ ◎使いやすさと機能のバランスが良い。 〇多彩なoptionがあり、使いこなせば有望なソフトウエア。
オプションなどの自由度
用途 UAV測量、構造物点検、植生(NDVI)、宣伝用 UAV測量、構造物点検、宣伝用
対象範囲 i-construction、植生、構造物点検を目的とする人向け。 i-construction、植生、構造物点検、VFXアーティストなどを目的とする人向け。

Metashape Professional

AgisoftのMetashape Professionalは、ロシアで開発された旧PhotoScanの発展ソフトウエアです。古くはセスナ等による航空測量から使用されているソフトウエアで、実績、知名度、シェアは、ナンバー1かと思われます。理由は機能、性能のバランスが優れ、安価という事もあるかと思います。

Metashapeは、写真データに加えVersion1.7より地上レーザのデータ(e57等)も扱えるようになりました。写真から生成した点群データとレーザのデータをGCPによって精度良く位置合わせする事も可能です。

専門のソフトウエアなため、バージョンアップは適宜行われ日々機能が追加、そして性能の向上がされています。性能というのは、処理速度の向上、そして表面ディテールの精細さとノイズフィルタリングの最適化となります。現在では3000枚超える処理も1日でできるようになりました。また多くのデータフォーマットに対応しており、後続の点群解析ソフトウエアである建築システムソフトウエア様や福井コンピュータ様などへのデータ移行も問題なく可能です。

ライセンス価格は、保守も含めてリーズナブルであり、ソフトウエア制御に対する扱いやすさは、バランスが良いかと思います。UAV測量、構造物点検、植生指数(NDVI)、宣伝用への幅広い用途に使用出来ます。もちろん、DSM、三角メッシュ、オルソモザイクなどのデータ作成も可能です。

ソフトウエアの詳細機能、フォーマット、サポートに関しては、以下をご確認ください。弊社では、日本語マニュアルのみではなく、UAV測量トレーニングノート(ノウハウ付きインストラクション)も付属しております。お客様から大変好評です。
https://kuu-satsu.com/product/photoscan/

RealityCapture

RealityCaptureは、スロバキアのCapturing Reality社にて開発されています。最近、Epic Gamesファミリー傘下に加わりました。VFXの領域で更にソフトウエアは発展していくでしょう。

ライセンス形態は、サブスクリプション、従量、永久ライセンスの3種類あります。ENTERPRISEとPGMの違いは、地上レーザのデータ(e57)を扱えるか否かで、ENTERPRISEは扱えますが、PGMは扱えません。画像データのみとなります。ENTERPRISEは、写真から生成した点群データとレーザのデータをGCPによって精度良く位置合わせする事が可能です。

専門のソフトウエアなため、バージョンアップは適宜行われ日々機能が追加されています。また、多くのデータフォーマットに対応しております。

一番上位であるENTERPRISの永久ライセンスは、かなり良い値段はします。ENTERPRIS、PGM共に制御機能やパラメータや機能は多彩で、使いこなせば最強のソフトウエアと言えます。しかし、完全に覚えるまでにかなりの労力が必用です。機能が多くあり、毎日使わないとすぐに忘れてしまいますので、点群処理の専門家向けかと思います。

本ソフトウエアは、弊社でもUAV測量のデータにて確認しており、精度的には問題無い事を確認しております。GCPの設定、ジオリファレンス、DSM、三角メッシュ、オルソモザイクなどのデータ作成も可能です。また、多くのフォーマットに対応しています。

私的には、宣伝用のデザイン用として建築物や自動車などのエクステリア、インテリアの3Dモデル作成に用いるのが良いのではないかと思います。地上レーザデータも使用出来るため、歴史的建造物のデータ保管、VFXアーティスト様にも良いかと思います。操作が複雑なため、上記のような専門で常に作業される方や業務に向いています。i-construction用に時々使用するには、向いていないと思います。

しかし、処理速度は他のツールに比較して圧倒的に早い(1/2~1/4)です。未確認ですが、おそらく他のソフトウエアとは違う新しいコア(内部の処理エンジン)が採用されていると思われます。
https://kuu-satsu.com/product/reality-capture/

最後に

最近、上記以外も含めて複数の会社の点群ソフトの調査をしていますが、点群ソフトでも測量としては使用できない物だったり、他では当たり前に出来る変換機能が、違うソフトウエアでは一から処理し直さないと出来ないなど、結構基本機能に差がある事に気が付きました。

目的に応じて、点群ソフトウエア、ドローンなども含めてご相談頂ければ、最適な選択をアドバイスできるかと思います。高いソフトウエアですので、自己判断で購入しますと、希望する目的に使えなかったという結果になります。

お問い合わせは、info@kuu-satsu.com 松浦までご連絡頂ければと思います。

以上です。