SHARE SLAM方式 ハンドグリップ型LiDAR

一般公開OKになりましたので、公開致します。(2024.07.19)

SHAREUAVの方がCSPI-EXPOの前の週に弊社に来られ、複数の新製品のデモを見せて頂きました。その中で素晴らしかったのがハンドグリップ型LiDARのS10です。今、モバイルで点群データを取得する製品が相次いで登場しており、市場が熱い状況ですので、先行してご紹介いたします。

SHARE S10 製品紹介ページ

素晴らしいのは、操作が簡単で、きれいな点群を取得出来る事です。このS10は非常に小型かつ操作が簡単で手軽にデータを取得出来てしまいます。しかも点群がすごく自然であり、LiDARなのに写真から生成した点群と思ってしまう位、良く出来ています(走査線のようなものが見当たりません)。技術の進歩はすごい!。

SHAREの方といくつかデータを取得してみましたので、ご紹介します。

近くの公園(大きさは、長い所で50m程度)になります。園内の周囲をグルっと一周したのみです。(なかなかスクリーンショットでは綺麗さは伝わらないですが・・・)

別の公園になります。こちらも周囲をグルっと一周したのみです。

拡大してみました。地面の起伏が正確に表現されています。

象さんの滑り台も死角なしに表面の形状が正確に再現出来ています。

樹木も綺麗にデータ取得出来ており、森林管理にも使えると思います。

このS10は、従来のSLAM型と比較して、測定経路に始点と終点を結ぶ(ループ)必要がない為、経路に悩む必要がありません。しかもキャリブレーションパターンを歩かなくて良いので、測定が早く開始出来ます。SRAMは、UAVのLiDARと違って像が2重、3重にならない為、後処理が楽です。もちろん、大好評のLiDAR360ソフトウエアとの親和性も◎です。

SHAREの話では、5月中にRTK機能の開発を終了し、海外で先行販売されますが、7月から8月に日本でRTKテスト後、リリースされる予定です。RTK使用時、誤差はXYZ 5cm以内です。日本のJGD2011座標系も対応しています。

価格帯は8000$程度という事ですが、ドローン規制地区や町中の工事現場であればこれで十分ですし、「LidarSLAM 技術を用いた公共測量マニュアル」も公開されていますので、今後普及していく測量手法だと思われます。

日本でリリースされましたら一早くテストを行う予定です。

以上です。

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