よくわかるMatrice300RTK ファームアップデート方法

Matrice300 RTKのファームアップデートでお悩みの方は、こちらをご確認ください。弊社デモ機でも、調べてみても必要とする情報がなく苦労した内容も踏まえまとめてみました。

以下の動画を確認されている前提で以降、記載致します。初めてドローンを購入された方などは、かならず最初にご確認ください。

Matrice 300 RTK| ファームウェアのアップグレード(JP字幕)

概要と注意点

ファームのアップデート方法は、以下の二つの方法がございます。

  • DJI Pilotからファームアップデートを行う。
  • PCにAssistant2 for Matriceをインストールし、このソフトからアップデートを行う。

DJI Pilotは手軽で良いのですが、ファームウェアの容量が大きく、また周囲のWi-Fi環境に大きく依存しアップデート中に失敗するケースが多々あり、また時間もかかります。そのため、確実にそして早く行うためには、PCに有線のネットワークを接続し、Assistant2 for Matriceを使用する事を強く推奨しています。

しかしながら、DJI Pilotでは最新のファームがあるのに、Assistant2 for Matriceでは一つ古いバージョンしか準備されていないというケースもあります。特に問題無ければ、Assistant2 for Matriceで用意されている最新バージョンをインストールし、Assistant2 for Matriceに最新ファームが準備されるまで待つのも手かと思います。

各方式でファームアップ可能なもの

弊社で確認しましたところ、現時点では以下の様になっているようです。全てアシスタントソフトウエアで出来ると楽なのですが、出来ないのもありますのでご注意ください。

機体 スマート
送信機
D-RTK2 バッテリ
ステーション
各バッテリ
DJI Pilot
Assistant2 for Matrice × ×

DJI Pilotでアップデートが何回も失敗してしまう場合は、Wi-Fiが複数飛び交っていないクリーンな場所で行うか、スマホのデザリングで行うのも手です。

PCと機体の接続方法

Assistant2 for Matriceする場合は、PCと各デバイスは以下のように接続します。

機体との接続は、PC側(type-A)、機体側 (type-C)ケーブル使用します。機体側には、USB Cケーブルのオスとメスがありますので注意ください。

PCとD-RTK2の接続

接続は、PC側(type-A)、機体側 (type-C)で接続します。

PCと送信機の接続方法

接続は、PC側(type-C)、送信機側 (type-A)で接続します。最近のPCは、Type-A以外にType-Cの接続も可能となっています。

弊社の環境では、PCと送信機をUSBケーブルで接続しても、Assistant2は送信機をなかなか認識しませんでした。というのも、そもそもPCが送信機をUSBとして認識していないようで、USB接続自体が正常に動いていませんでした。

それで、色々試した結果、ケーブルを接続後、送信機の電源を入れなおす事により、PC側で送信機をUSBデバイスとして認識することが出来ました。最初の認識時は、PCにドライバーがインストールされるため、すこし時間がかかります。

なかなか認識しない場合は、Assistant2を最新にする、USBケーブルを変えてみる、PC側のType-Cのポートを変更してみる、などしてください。(私のPCは、Type-C 2個のうち、1個は認識しませんでした。)

ファームアップデート方法

ここまで理解できましたら特に難しい事はありません。画面の指示に沿って、アップデートしてください。PCには必ず有線のネットワークを使用してください。一発で上手く行きます。

ファームアップデート後(2021.04.02時点)

機体

送信機

D-RTK2

バッテリーステーションも忘れずに更新してください。

注意点

機体のファームアップデート完了後は、他のバッテリーも接続し、DJI Pilotにて以下のようなメッセージが表示されないかを確認ください。

「機体モジュールのファームウエアのバージョンと合わないため、アップデートするのを推奨します。」

このように表示された場合は、DJI Pilotにてそのままアップデートします。1、2分程度で終了します。全てのバッテリーで行ってください。

もしくは、バッテリーステーションにバッテリーを全て差し、DJI Pilotで同時にファームアップデート出来ます。

以上です。

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