PPK -Goは現在のバージョン(Hi-Target PPK Go V1.1.6.3.exe)では、Mavic3E、EVOiiのPPK後処理が可能です。但し、以下のどちらかの対応が必要になります。
- 手動で電子基準点データをダウンロードする。
- RTKLIBを使用し、バイナリーの観測データからRinexを作り直し、自動ダウンロードを使用する。
1.に関しては、弊社としては元々推奨している方法です。理由は、観測(ドローン飛行)後からダウンロード出来るまで短時間な為です。実行方法に関しては、弊社のPPK Go実践解説書をご確認ください。
2.のRinexを作り直す方法に関しては、以下の動画をご参考にください。
https://www.youtube.com/watch?v=Muw6FgW4M-w
PPK Goは、Rinexデータのヘッダ内の概略座標を基に近傍の電子基準点を特定しています。DJI Mavic3EやEVOiiは、その概略座標が不完全で(0,0,0)となっており、自動ダウンロードが出来ません。これは当初、Zenmuse P1でも見られていましたが、現在では修正されており、今後改善されると思われます。
ちなみに、Rinexの仕様に関しては、PPK Go実践解説書のAppendixで簡単に解説していますので、ご参考にください。
以上です。