SHARE S20 写真の生データを取り出して点群を生成する

SHARE SLAM S20の機能と性能の検証の2回目のレポートになります。

上記でご紹介しましたように、S20では、カメラの画素数の向上や機械式シャッターへの変更、LiDAR測定中におけるRGB用カメラのシャッターインターバルの最小設定が0.5秒まで設定できるようになり、LiDAR測定とは別に、測定中に写真撮影された生の画像を取り出して点群ソフトウエアなどに利用することが出来ます。

これは、他のハンドヘルドスキャナーには無い機能になります。早速、この写真を使用してどのような点群を生成出来るか確認してみました。

下図はアラインメント後のデータになります。歩いて写真を撮る関係上、周りにある建物や上空に多くのノイズが生成されます。このままモデルやオルソを生成しても上空に蓋のようなものが出来ましたので、適切なノイズ処理が必要です。

カメラの位置を表示すると下図のようになります。ドローンとは違い縦になっています(当たり前ですが…)。S20は、左右にカメラがありますので、2つ同時に撮影されます。

一度点群を生成後、信頼性によるフィリタリング処理と、周辺にある建物は不要の為、カットを実施しました。

この点群の生成方法に関しては、弊社のサポートページにまとめる予定です。設定に少しコツが必要です。

現状では、写真の中にRTK座標は含まれていませんが、今後のファームウェアアップにより対応される可能性があります。今後に期待します。

以上です。

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