PhotoScan及びPix4Dの導入を考えられているお客様へ

PhotoScanやPix4Dも同じだと思いますが、UAVで写真を撮影し、それを正しく3Dのモデリングにするまでには、いくつかの工程で重要となるポイントがございます。

例えばカメラキャリブレーションを一つとっても、ただ単純にキャリブレーションパターンをカメラで撮影し、それをキャリブレーションツールで歪み計算を行えばそれでよいというものではありません。カメラには絞りとフォーカスがあり、それらの特性を理解してキャリブレーション時にある設定を行ってキャリブレーションパターンを撮影する必要があります。単にAutoで撮影すればよいというものでは無いのです。弊社記事の「PhotoScanのカメラキャリブレーション方法」は、単にソフトウエアの使用方法を記載したものでそこまでは記載しておりません。

一般的にこのようなノウハウは、マニュアルには記載されておりませんし、ネット上にも情報は出ていないようです。従来から、航空撮影を業務とする航空会社、コンサル、測量機器メーカ様が企業秘密として持っている写真測量技術であるが故、彼らが行うUAV測量、写真測量のセミナのみでしか、その技術を得ることができないのです(弊社は2年ほど前に受講しました)。

このように書くと、マニュアルはあまり必要ないのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、決してそうではありません。ソフトウエアを正しく使うための説明がされており、きちんとよく読むと解決する部分が多々あります。オプションの細かな説明も記載されております。マニュアルを理解するのは基本ですし、その上で上記のようなノウハウが必要になってきます。

他社様でライセンスを購入したお客様で、よく弊社に「精度が出ない」というお問合せを頂きます。精度が出ない時はZ方向が多いようです。基本は、購入した会社様でのサポートを受けられるはずですので、基本弊社ではお断りのスタンスですが、よほどお困りのお客様だと思いますのでお話をお聞きします。まずは本当に基本的な所から確認しますが、おそらく原因は弊社のサポート記事のどれかの部分だろうと想像しています。

ちなみに、Pix4Dに関しても同様に問い合わせも頂きます。PhotoScanではうまく合成できるのに、Pix4Dでは出来ないと。多少なりとも、両者のツールに得意、不得意はあるのだろうと思いますが、結局は使っている人がツールの特性や使い方、写真測量のノウハウという所を把握していないと、どちらのツールでも同じ事が起きてしまうと思います。

おそらくご利用者様のほとんどは、販売店からライセンスを購入し、ネット上の情報などを元に操作していると思いますが、記載された通り操作してなんとなく結果が出ている、というのがご使用の感触、感想だと思います。それが故に「はまってしまった」ときにどうしたら良いのか全く解決の糸口がわからず困惑される方が大勢いらっしゃると思います。そのような状況になると、週単位で無駄な時間が経過してしまいます。

具体例としまして、弊社でもVer1.4台から新規機能として設けられたカメラ座標とマーカ座標の設定・変換で少し苦労しました。座標の種類により、混合して設定できる場合と出来ない場合があり、またWGS84への変換が出来る場合と出来ない場合があるため、設定方法が悪いのか、そういう仕様なのか、バグなのか良くわからなかったのです。それでも、なんとなく設定することで結果が出ればまだ良いのですが、例えば発注元から追加の要求としてGoogle KMLへの変換も必要だとなった場合は、ここで破たんします。なんとなくでは解決できないからです。

弊社ではこの部分に関して、メーカとやり取りしつつ、まとめるまで1週間程度時間を費やしました。お客様にこのような無駄な時間は費やして頂きたくはありませんので、考え方、設定例、推奨設定という形でまとめています。

このように、海外ツールは特にですが、実際に技術を持った所からサポートを受けれる事がとても重要だと思いますが、弊社では、ご利用者の方が必ず「はまってしまう」ポイントに関して、サポート記事もしくは、「UAV測量トレーニングノート」でまとめており、なんとなく結果が出たではなく、操作に関して理解を深めるための解説、そして上記例(キャリブレーション)の様な写真測量としてのノウハウ解説も行っております。ご参考にして頂ければと思います。

以上です。

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