PPK-Goアップデート情報
PPK-GoがVer1.1.6にアップデートされました。主な変更点は以下の通りとなります。
グロナスのタイムスタンプ異常対応
DJIのファームウェアに起因する、グロナスのタイムスタンプ異常で解析できなくなる問題点につきまして、PPKGo側で異常を認識をすると、自動でグロナスは解析に使用しない仕様となりました。この仕様変更によりユーザー様側にて設定画面から「GLO」のチェックを外す必要がなくなりました。
XMPファイルの修正
PPKGoで処理した画像につきまして従来はEXIF情報のみ書き換えを行っておりましたが、今回のバージョンアップでjpge画像ファイル内に埋め込まれているXMPファイルの位置情報も修正されるようになりました。
Zenmuse P1対応
DJI社のドローンM300RTKに搭載可能なカメラZenmuse P1で出力されている情報から解析をできるようになりました。
P1使用時の注意点:
Zenmuse P1から出力される付加情報にはRinexがありません。PPKGoはRinexのヘッダ情報を基に近傍の電子基準点を検索しているため、このままでは電子基準点の自動ダウンロードを行うことは出来ないため、電子基準点データを自動取得したい場合は、以下の対応の何れかが必要となります。
1. 手動で電子基準点の情報をダウンロードする
2. 現地にGNSSを設置して観測しておく
3. 後処理VRSデータを購入する
4. PPK処理前に、Rinexを作成しておく
4項のRinexの作成につきましては RTKLIB を使用してZenmuse P1の観測ファイルからRinexを作成することでPhantom4RTKと同様の手順でPPK処理が可能となります。
RTKLIBを使ってRinexファイルを作成する手順は以下のURLよりご確認願います。簡単のようです。
RTKLIBの入手先 https://www.rtklib.com/
Rinex作成手順(動画)https://youtu.be/FNFyHvmMHpQ
以上です。